歯周病菌や歯茎の炎症によって作られる炎症性物質は、血管を通じて全身を巡り、様々な臓器に悪影響を及ぼします。以下に、歯周病と関連が深い主な全身疾患を挙げます。
糖尿病
歯周病は糖尿病の「第6の合併症」とも言われ、相互に悪影響を及ぼし合います。歯周病が悪化するとインスリンの働きを妨げ、血糖コントロールを困難にします。逆に、糖尿病患者は歯周病が悪化しやすい傾向にあります。
心疾患・脳卒中
歯周病菌が血管内に侵入し、動脈硬化を促進することが指摘されています。これにより、心筋梗塞や狭心症といった心疾患、脳梗塞などの脳卒中のリスクが高まります。
誤嚥性肺炎
高齢者において、お口の中の歯周病菌が唾液や食べ物と一緒に誤って気管に入り込むことで、誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります。これは高齢者の死亡原因の一つとしても知られています。
認知症
近年、歯周病菌が脳に影響を与え、アルツハイマー型認知症の発症や進行に関与している可能性が示唆されています。歯周病の治療が認知機能の維持に繋がるという研究も進められています。
その他
歯周病は、早産・低体重児出産のリスクを高めたり、骨粗しょう症の進行に関与したりするなど、
多岐にわたる全身疾患との関連が報告されています。